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2004年 07月 27日
アレックス・シアラー著・金原瑞人訳/求龍堂/2004年/040726
「リンゴさくさく気分を」 「ジューシーオレンジ気分を」 「どうぞバナナを」 こんな挨拶が交わされる世界ってどうですか? しかも、それは一切の甘いものを禁止してしまおうというスローガンを掲げる健全健康党が絶対権を持つ世界、 チョコレート禁止法が出されてしまう世界。 当方、チョコレートは大好きなので、もし廃止されたら禁断症状が出るのは確実。 チョコレートのない生活なんて考えるだに恐ろしい。 禁酒法や禁煙法…と嗜好品に対して禁止が叫ばれることがあるけれども、 「○○はやっちゃダメ」と言われると、どうしてもやりたくなってしまうのが人間の性。 それで、隠れてこそこそ“何か”をはじめる人(この本で言えば、密売人)が 出てくるのは必然というわけだ。 本自体に関して言えば、 邦題にちなんだチョコレート色の装丁が味わい深くて良いと思った。 何と本文の文字までがチョコレート色。 こういう小さいこだわりって本好きにはたまらんですね。 ちなみに、原題の『BOOTLEG』の意味は読み進めていくと明らかになります。 間違っていることに対して、一歩踏み出すことの勇気。 これはいつでも忘れずにいたいもの、と切に感じました。 sivaxxxxさんの「甘党では、ないけれど。」、 nutschocoさんの「読書の夏。」からTBいただきました。謝謝。
by R_76
| 2004-07-27 18:43
| 本
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