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2004年 10月 11日
まったりとした祝日の午後、
空はどんよりとしていて気だるい感じ。 そんな中、うつらうつらと舟を漕ぐ。 次第に重くなってゆく瞼に抗いきれずに いっさいの抵抗をやめ、 緩やかな流れに身体を委ねる。 要はですね、 ねまい(眠くてくらくらする)のです (*/▽\*) 珍しく仕事に追われていないのが原因ではないか、と。 ………… 今日は休日祝日ダイヤなので電車がいつもとはちょっとズレている。 そのため、いつもと同じような時間帯の電車に乗るには ちょっとばかり早めに家を出ないといけないわけなのだ(N線の場合)。 なのに、いつも通りの時間に家を出てしまったので 当然乗ろうとしていた電車には乗れない。 むむむ。 ま、終わってしまったことを嘆いてもしようがないので 次の電車に乗ることに。 数分後、電車がやってくる。 祝日の朝、しかも、曇天とあり車内はいやに閑散としている。 乗り込む人も少なく、席もたっぷりと空いていたので、 誰も座っていないところにぽつねんと席を取った。 iPod miniの電源を切り(電車の中ではオフにしていることが多い)、 そそくさと読みかけ中の本を取り出して読みにかかる。 そろそろ電車が出るな、と思っていたそのとき。 身体の左半分に何かがのしかかってきたような気がした。 でも、本に集中していた頭では とっさに何が起こったのかを見極めることは不可能である。 身体の左半分を恐る恐る確かめてみた。 ……。 そこにはおばさんが座っていた。 椅子にではなく、自分の膝の上に(というか、身体の左半分に)どーんと。 それを認識した途端、この状況がいかにおかしいかに気がついた。 が、平然と座っているおばさんに対し、何を言ったら良いものか。 考えあぐねているうちに、 おばさんはいともなめらかに椅子の上へと降りていった。 まるで、何事もなかったかのように。 下車駅までの短い間、 読みかけていた本に戻るに戻れず 隣に座るおばさんが気になってしようがなかった。 いつもより数分遅い電車に乗ったので、 電車を降りたら会社まで急がなければならない。 会社への途を早足で急ぎつつ、 おばさんのほうが一枚上手だったな、と思った。 完敗。
by R_76
| 2004-10-11 16:37
| 創ってみたり。
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