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2005年 07月 07日
【Intro】母子家庭に育ったジョンヒョン(ウォンビン)とソンヒョン(シン・ハギュン)。母は口元に障害を持った兄ソンヒョンを溺愛し、それゆえに弟のジョンヒョンは小さい頃から自分がないがしろにされているようで悲しい思いを抱いていた。一方、ソンヒョンはケンカが強くて快活な弟を羨ましく思っていて…。
いちばん身近で、いちばん遠い存在。 純愛ブーム、韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』。 あのドラマでユジンの母親を演じたキム・ヘスクが気丈な母親を演じてます。 (でもそれは表向きであって、その内面を知ると…) 心に残った彼女のセリフをひとつふたつ。 ・「ひとりが殴られたら、ふたりで殴り返しなさい」 ふたりの息子をしっかり見つめ、校庭でこう言い切る彼女の凛々しさ。 ・「おまえは父親、あの子は息子。そう思ってきたの」 ジョンヒョンが、どうしてソンヒョンだけ贔屓するのか、と尋ねたとき 彼女が自分の胸の内を告白してました。 冒頭で彼女の“今まで”がセピア色で紹介されるんですけどね、 これがまたひどく胸に響きます。 女手ひとつでふたりの子供を育てなくてはいけなくなった理由も。 ぱっと見、タイトルは兄弟愛を謳ってるものだけど それと同じくらいに家族愛も謳ってます。 (兄弟も家族も同次元といってしまえばそれまでですが…) 弟を羨む兄と、兄を嫉妬する弟。 兄弟(もしくは姉妹)がいる人なら一度は抱く感情だと思います。 反発しあってたのに、いつの間にかいちばんの理解者になったり。 全篇を通してキーアイテムとなっているのは偽バーバリーのパーカー。 お母さんがソンヒョンのためにお守りまで縫い付けてあげたパーカー。 ジョンヒョンが「俺が着ると“本物”に見える」と言うことも のちのち気がつくと伏線だったんだなぁ、と。 やるせなかったです。 でも、そのやるせなさもラストの 写真の中のお兄ちゃんの笑顔で救われた気がしました。 しかし、韓国映画の暴力シーンってすごいです。うん。
by R_76
| 2005-07-07 17:03
| 映画
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