Mein Tagebuch

「女のいない男たち、買いにきました。」

休憩時間に本屋さん。
春樹さんの新刊、買いました。
短編集、好きなんです。

ちなみに、今年のＮＨＫの英語で読む村上春樹（ラジオの英語講座）は
前半が『踊る小人』で、後半が『トニー滝谷』です。

「愛に乱暴/吉田修一。」

新聞小説のときは「愛の乱暴」だったのが「愛に乱暴」に改題。
吉田修一さんは新聞小説が意外と多いのかも。
「悪人」とか、今読売で連載中の「怒り」とか。

男の人ってずるい。
そう思わせる作品でした。
学ばないんじゃなくて学べないんじゃないかと。
日記と地の文の関係性に一瞬惑わされます。

「爪と目/藤野可織。」

短編三作。
表題作はとてもサディスティックでした。
爪も痛いし、目も痛い。
“あなた”の生き方は真似できない。
“わたし”がどんな大人になったのかも気になる。

「途中の一歩。」

雫井脩介著。

みんなもがいてるのが微笑ましく思えます。
（他人のこと言える立場じゃないけど…）

覚本さんの不器用な優しさ、良いなぁ。
嘘がつけなさそうなところも。

「憤死。」

綿矢りさ著。
タイトルにインパクトあります。
『憤死』
ぞわぞわっとする短編集で、『トイレの懺悔』なんて映像が浮かんできちゃいます。

綿矢さん、耽美派が好きっていうのをどこがで見た覚えが。

「何者。」

就職活動真っ最中の大学生男女６人のお話。
就職活動（シューカツ、という略は嫌い）ってもしかしたら入試よりもむつかしいものなのかもね。
他人との距離の取り方も考えなくちゃいけないし、自分がぶれないようにしないといけない。
そして今の就職活動はTwitterとかFacebookが絡んでるのね…。エントリーにはパソコンも必須。就職活動にも時代は反映する、と。

しかし、せっかく就職したのにすぐに辞めていく最近の子たちの気持ちがなかなか解せません。

「春樹さん新刊。」

三ノ輪から北千住まで買いに来てしまいました。

良いニュースと悪いニュースがある。

さ、会社に戻りますか。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年。」

4月12日発売の村上春樹新刊。
文藝春秋より。
いろいろ想像できるタイトルです。
目で見たそのままの世界もフルカラーとモノクロじゃ全然違う。

「舟を編む。」

辞書編纂という一見地味な仕事には実に多くの人の熱い思いが詰まっている、というお話。

出てくる人たちと一緒に喜んだり泣いたりできます。
こういう場で働けるのは羨ましい限り。
見本紙が出来上がったシーンなんかは、自分でもぬめり感を味わっているかのようでした。

「川上さんの文才。」

ナマズの幸運。
タイトルからして非凡なものを感じます。

川上さんは短編が好きだけど
エッセイ（というか妄想）はさらに好き。

暑い日の区分として次のような区分が…
■ひょいひょい暑い日
■むらむら暑い日
■せつに暑い日
■もぐらじめりの日
■かえる蒸しの日
今年はむらむら暑い日が多そうです。